香害とマーケティング

近年、合成香料の進化、普及拡大で様々な問題が生じています。

その最も恐ろしいのは化学物質過敏症!!詳しくはこのブログでは書ききれませんがネットにたくさん詳しくありますから割愛致します。

ちなみにこれは自然な香り、悪臭とは異なります。化学物質を使用してできた香りが香害の対象になります。

現在は香害(造語)とうたわれるほど批判要素があるのになぜ?

様々な企業やメーカーはこれをやめないのでしょうか?

ずっと不思議に思っていたのですが、先日あるマーケティングの本で見かけました。

『香りは脳を錯覚させる。』

よい香りだな~と思ったらその商品の効果や価値があるなしに関わらず無意識に買ったり、使ったりする可能性が飛躍的に高まる!

一例ですが全く香りのないシャンプーと香り付のシャンプー、同じものでも何倍も販売実績が異なるそうです。

香水もそうですよね、同じ人でもほのかな良い香りがしている時としてないでオジサンの加齢臭のする時とでは好感度が全く異なるはず!!

モテる人は香水を上手く活用しているのですね〜

と、もてないオジサンは思っています?

さておき、だからメーカーや企業は香害のリスクを承知で香りをつけてきているのだと思いました。

香りは右脳にダイレクトにアプローチして錯覚を起こさせます。

仮に商品価値があまりないものでも、良いものだ!効果的だ!また利用したい!と、まさに薬物のような反応をしてしまう可能性があるのだと思いました。

様々な文献を読んでみて、知識を得たら、自分も思い当たる事が数件ありました。

一例ですがある洗剤を使いました、香りがけっこうキツイな~と思って使っていたらいつの間にかその香りになれて、その洗剤を無意識に使い続けているのです。効果を分析したら、たいした事ないのに不思議です。

脳がきれいになった!効果がある!って錯覚していた事に気づきました。

恐るべしマーケティング!

香害の事をもっと周知させるべきだと思いました!

関係他社批判的なブログになってしまいましたが、

私の知人や親戚にも化学物質過敏症がいてもの凄く辛い目にあっています。

香害はできる限りやめて頂きたいと思いました。

宜しくお願い致します。