1. ウェットクリーニングの基本マーク
- 記号: 「W」(アルファベットのW)または 「W in 丸枠」
- 「W」は「Wet cleaning」の頭文字で、専門店でのウェットクリーニングが必要であることを示します。
- ドライクリーニング(丸枠に「P」や「F」)とは異なるため、混同しないよう注意が必要です。
2. マークのバリエーションと追加記号
ウェットクリーニングのマークには、処理の制限を表す補助記号が付く場合があります。
マーク例 | 意味 |
---|---|
W | 通常のウェットクリーニング可 |
W + 下線1本 | 穏やかな条件で洗濯 |
W + 下線2本 | 非常に穏やかな条件で洗濯 |
W + ×(バツ) | ウェットクリーニング不可 |
3. ウェットクリーニングの特徴
- ドライクリーニングとの違い:
- ドライクリーニング:有機溶剤(パークロロエチレンなど)を使用。
- ウェットクリーニング:水と専用洗剤を使用し、繊維へのダメージを抑える。
- 適した衣類:
- ウール、シルク、カシミアなど水洗い可能な高級素材。
- ドライクリーニング溶剤に弱いボタンや装飾が付いた衣類。
4. 日本と海外の表示の違い
- 日本: JIS L 0001(ISO 3758準拠)で「W」マークを採用。
- 欧米: GINETEX(国際ケアラベル協会)のシンボルでも同様の「W」が使われます。
- 注意点: 海外製品では「Do not wet clean」(ウェットクリーニング不可)とテキストで書かれる場合もあります。
5. 実際のケア方法
- 家庭洗濯との違い:
- ウェットクリーニングは、専門店でのみ可能です。家庭の水洗いとは異なり、機械の回転速度や温度を精密に調整します。
- 費用: ドライクリーニングより安価な場合が多いですが、素材によって異なります。
6. 間違えやすいマークとの比較
- 「P」や「F」in 丸枠: ドライクリーニング用溶剤の種類を示す(ウェットクリーニングとは無関係)。
- 「洗濯バサミ」マーク: 家庭洗濯可能(ウェットクリーニングとは異なる)。
7. ウェットクリーニングが推奨される衣類の例
- デリケートな天然繊維(シルクのブラウス、ウールのコート)。
- 水洗い表示のあるスーツやドレス。
8. 注意点
- 「W」マークがあっても、家庭洗濯はNGな場合が多いです。必ず専門店に相談してください。
- マークが不明瞭な場合は、タグに記載されたテキスト(例: “Professional wet clean only”)を確認しましょう。
9. 参考規格
- ISO 3758: 国際標準のケアラベル規格。
- JIS L 0001: 日本の繊維製品ケア表示。
この情報を参考に、衣類の素材に合った適切なクリーニング方法を選んでください。特に高級衣類は、表示を厳守することが大切です!
※以上がネット上にある情報をAI さんがまとめてくれた内容です
しかし最近の衣類は専門店のウェットクリーニングでもまともに水洗いできないケースも多々あります
例えば
・水につけただけで色が出て移染してしまうもの
・ポリウレタン混入品で劣化しているもの
・合成皮革使用品で劣化しているもの
・ボンディングやシームレス製品など
・さらに言うとカバンや靴などはケアラベルさえついていません、水につけたらアウトな製品も少なからずあります
だからレッツリフォームでは新たな洗浄方法
5つ開発しています(すでにいくつかは導入されているメンテナンス店もでもありますから、開発はオーバーな表現かもしれません)
しかし、まだご存じない方もたくさんいらっしゃいますからレッツリフォームアカデミースクール、またリアル講習会でこの㊙洗浄方法をご披露いたします
99% 以上依頼された衣類や鞄、靴など断ることがないようにウェットクリーニングを極めていきます


それはメーカーが指定するメンテナンス、クリーニング方法を無視して乱暴な方法で洗っているからです。
「洗濯表示(ケアラベル)を見て洗濯されていますか?」
と聞くとほとんどの人はそんなの見たこともないと言われます
ケアラベルはメーカーがその服にあった洗い方を指定する取扱説明書であり、保証書でもあります
だからこれ以外の方法で行ったら保証できない、責任は持てないという証です
「洗濯機、コインランドリーで普通に洗えてますよ」
というご意見が多いと思いますが、実は違います、その服はもっと良いコンディションで着られるはずだし、もっと長く着用できるはずです
一例ですが、伸縮繊維、ポリウレタン入りの服が氾濫していますが洗濯機でぐるぐる回したら次第に形が崩れてきます。さらにコインランドリーで高温で急速乾燥させたら間違いなく寿命は短くなります
しかし一気にはそうはならないので、ほとんどの人は気づきません
だから、洗濯機やコインランドリーで洗っても問題ないと思ってしまっています
変形、寿命、劣化を促進している洗い方をしていることに気づいていません
だから様々な洗濯表示記号がありますがほとんどの人は知らない、知ろうともしない
ネットで検索すればすぐにその洗濯方法は誰でもわかります
しかし、その中で唯一曖昧なマークがあります
それがこのマルダブル、意味はウェットクリーニングです
ウェットクリーニングとは?
家庭洗濯とは異なる【専門家の特殊な技術による水洗い】になります

このマークはつけられていたら、その服はメンテナンス、クリーニングのリスク商品です
例をあげたらきりがないのですが、普通に洗濯機やコインランドリーで洗ったら必ず何らかしらのトラブルが生じてきます
ところが、このマークと同時に桶(バケツ)のマークがつけられた服がたくさんあります
この意味は「リスク商品ゆえ専門家に依頼してください。しかし、家庭でも洗えますよ。自己責任で洗濯してください」
という意味になります
困ってしまいますね〜
ではさらに解釈させていただきます
「大切に長持ちしたい服はプロに依頼しましょう。そんなに大切ではない長持ちさせるつもりもない服ならご家庭で優しく気をつけて洗ってください」
ということになります
安物だから洗濯しているうちに変形してくるし、寿命はそんなに長くないと思い込んでいる方が多いと思いますが、実はメーカーが指定する方法で行えばずっと良いコンディションで長持ちさせることができる、そのための洗濯表示(ケアラベル)です
メーカーがこれをもっとしっかり伝えるべきだった
購入者もお金を出して買った服を大切に着るためにこの取扱説明書、ケアラベルを見て洗濯するべきだった
メンテナンス業者もこの事実をもっと啓蒙し、服を大事にしてもらうことを伝えるべきだった
大量生産消費廃棄を縮小し、サステナブルファッションを目指していくための第一歩はこのケアラベルを見るということが基本だと思います
ウェットクリーニングについての深いお話はまたの機会にさせていただきます
▶▶▶「服をダメにしているのは実はあなたです」是非動画もご覧ください
それは川上(メーカー)が変わったから!
メンテナンス業界は川下に例えられます、川上のメーカーが作ってくるものを理解していないで、ベストなメンテナンスはできないはずです
20〜30年前の服と今の服は似ているようで中身が全く異なります
対してクリーニング技術やサービスはさほど変化がありません
当然、メンテナンス上のミスマッチ、市場とのギャップが生まれ顧客離れが進んでしまったのだと思います
一例ですが、クリーニングの主力商品スーツやワイシャツ、昔は伸縮する素材などなかったはずです、今では市場の半数以上は伸縮素材に変わっています
なのに、洗い方やアプローチがほとんど変わっていないのは由々しきことだと思います
主流だった自然素材から多くの化学素材が開発され、活用され氾濫しています
その中でも最も服に変化を起こさせた素材がポリウレタン(PU)です、具体的に8つの説明をしていきます
1.シワになりにくいから家庭で洗濯できる服が多くなった
2.主力商品のスーツやワイシャツでさえ、家庭洗濯に半分以上流れてしまった
3.ファストファッションが拡大し、服の流行のサイクル、服の寿命までも短くなってしまった、伴いメンテナンスの機会も失われている
4.関連して服を大切に長く着ようとするモチベーションが失われて、メンテナンスの意欲が希薄になってきた
5.PU 樹脂、繊維が氾濫しシミや汚れが取りきれない服やケースが多くなってきたその理由も説明できていないため、プロとしての信頼も失われてきている
6.クリーニングリスクの高い素材が多くなり、それに伴いお断り品が増え、事故品が増え経営的にも損害を及ぼしている
7.関連して 受付者に過度な精神的負担が生じ知識不足からリスペクトされない誇りを持てないゆえ人材不足、定着しない仕事になっている
8.クリーニング業界が掘り起こしていくべき。靴や鞄の需要がPU が壁となり、いまだに掘り起こせていない。新しい市場を構築していけない理由になっている
これらはすべて新素材ポリウレタンが関係しています、だからこのポリウレタンを理解し対策を打っていかない限り衰退産業から脱却できないと思います。
だからレッツリフォームでは【合成皮革ポリウレタンメンテナンスリペア講習会】を業界にご提案しています
だけでなく実は秘策もあります
これは本来私が言うべきことではないと慎んでいましたが部外者へ気づき、クレームや事故品を誰よりも多く対応してきたから分かったことです
言うべき時だと思いますから、次回のブログで詳しく説明していきたいと思います
ヒントは以下の写真と動画です。まずはご参考にしてください

専門家の方はもちろんご存知だと思いますが、一般の人はほとんど知らない衣類につけられているケアラベルの中の恐ろしいマークについて説明いたします
前回、「ワークマンの衝撃」で、ジーンズを絶賛しました。縫製も機能も素晴らしく、しかも安すぎる価格設定に衝撃を受けました
購入して着用しましたが、履き心地もよく感動しました、ところが⁉️
家庭で普通に洗濯機で洗ったらなんと1回洗っただけなのに艶がなくなり、色がさめて布地がクタっと劣化してしまったような感じになってしまいました。


これはおかしいと思って。ケアラベルを(洗濯表示)を見たらなんとこのマークが記載されていました。



このWのマークはウエットクリーニング
専門家に依頼すべき商品であることを意味しています。Wの下に2本線がついたらそれは超デリケートな商品ということを意味します。ハイブランドの服に多くつけられています、シームレスダウン、ボンディング加工製品にはほとんどつけられています
ということは、このジーンズは専門家の特殊技術で洗うべきと表示されていたのです‼️
しかし、同時にこのマークもついてます

家庭で優しく温度は30度以下で水洗いできるというマークもついています
ということはこのジーンズの洗濯は洗濯機でぐるぐる回す、なんて荒々しい洗いは NG で、できれば専門家クリーニング屋さんに依頼すべき。しかし、家庭で優しく手洗いすることもできるという解釈になると思います
よく見ると他のメーカーでもストレッチジーンズにはほとんどこのWのマークが記載されているはずです
ストレッチ =ポリウレタン混入品
ポリウレタンは過度な洗濯で劣化が急速に早まりますポリウレタン製品はただでさえ特別に寿命が短いのに洗濯でさらに加速させている現状があると思います
このジーンズには25%も混入されていました、だからこんな症状が顕著に現れたのだと思います
ストレッチ素材を長持ちさせるために、このことは絶対に知っておくべきことだと思います
商品購入時も必ずケアラベルは見てポリウレタン混入商品か?Wのマークがついていないか?
確認して承知の上で購入されれば良いのですが、知らずに購入し長持ちしなかった、安物だから仕方ないと諦め、早々に捨ててしまうことがないようにしていただきたいと思います
Wマークがついた商品を長く着用したいなら、やはり専門家クリーニング屋さんに依頼すべきだと思います。メーカーもそのように指定しています
最後にレッツは連日のようにクリーニング事故品修復依頼があります。その半数以上にこのWマークが記載されています
専門家プロが気をつけて洗いの技術を駆使しても事故が起こってしまう。リスクある商品につけられているWマーク品は?
地雷、時限爆弾商品と言っても過言ではないと思います
最後にもう一つ事例です、普通の何のリスクもないと思われる。パーカートレーナーですが、なぜかWマークがついています、理由は?ハイブランドだからかな〜?
W(ウエットクリーニング)気をつけましょう!
