私が技術と同じ位大事に考えて努力しているのは【料金表】です。
なぜ料金と言わないのか?
と、思われると思いますが、単体では考えられないからです。
全体があっての個の料金になります。
だから1つ変えると他に影響してきます。
技術の追求、提供はもちろん利益のためにしています。利益がなければサービスを持続、向上していけないからです。なぜリフォーム業界から人がいなくなっている、後継者が少ないのは利益がないからです。利益がなければ業界もなくなり、使い捨ての社会になってしまいます。
だから利益を出していける料金体制にしなければならないです。
しかし、技術は高く売りたい!けど売れなければただの自己満足になり、安くしてたくさん、人に利用してもらいたい!ボランティアになりあげくは忙しいけど儲からず疲弊して破産する事になります。
高すぎても安すぎてもいけない、より多くのお客様のストライクゾーンをついた料金表でなければならないと思っています。
もちろん客層を絞って高料金体系にするという戦略もあると思いますが、このリフォーム業界では難しいと感じています。
それは業界が社会的に成熟していない、認知度が低いからだと思います。
だからより多くの人に利用して頂ける料金体制を技術と同時に究めていかなければならないと思っています。

昨今、物価が上がり人件費向上が社会的ミッションになっています。
景気は向上していないのに物価、人件費が上がるのは経営者にとっては頭が痛いところです。
リフォームも材料は僅かですが人件費は本当に重い経費です。
パートなら人件費の2~3倍、社員なら3~5倍の生産性を維持してもらわないと会社としては赤字になると思います。(例外もちろんあると思います)
この数字は料金を高くすれば達成しやすくなりますよね、しかし先述のストライクゾーンでなければその肝心の仕事さえキープできなくなり、のんびり作業していても人件費は同じ金額を払わなければならない、高齢化で作業がどんどん遅くなっても国の最低賃金は年々向上する!
これから中小企業はどんどん経営が厳しくなり、お店は減っていくはずです。
と、嘆いていてもはじまらない!

やるべきことは4つです!

1.少しずつでもストライクゾーンをキープしながら料金を上げていけるように努力する。

2.お客様に、より貢献できる技術の向上、そしてメニュー作り。サービスの向上。

3.そして作業の効率化、生産性の向上。

4.より多くの人にサービス内容を知って頂くための販促強化。

この4つの努力と成果が伴わないとこれからの経営は維持していけないと思います。

そのための【命の料金表】2022.10月に改正致します。と、いっても僅かです。
それはお客様にこれからもサービスを提供するために必要なことだからあえて告知は致しません。
今後も社会情勢により、料金体制は常に努力し、見直し、改正していきます。
宜しくお願い致します。

受講生の皆様には改めて告知致します。
ご参考にして下さい。

料金表表紙

昨日お問い合わせメールで「ファスナーの修理」依頼があり写真を見たら全取替でなくスライダー(頭)の交換で直るケースだったので「修理で1100円(税込)(詳細略)と、返信したら、その方からすぐに電話がきました!

本当に1000円なのか?10000円の間違いではないか?とのことなので、さらに詳しく口頭で説明しました。

すると「オタクの業界どうなっているのか?」と、ちょっとキレ気味に大きな声で言われました。

詳しく聞いて見ると業界最大手リフォームチェーンで聞いたら「15000円(税別)」と言われた、しかも納期は1ヶ月、ちゃんと普通のジャケット(ダウンやレザーではなく)と伝えて状況を電話で説明したとのこと。

お客様は「1万円位で買ったジャケット、気に入ってるけどさすがに1万円なら買うよね!しかも1ヶ月なら、もう春になって着られない!」とのこと。

もちろん料金は各業者、自由設定、ブランディングなど様々な商法もあるのだと思います。

しかし同じ内容、メニューで10倍以上も価格差があるのはやはり不信感に繋がってしまうと思いました。

その後この「ファスナー修理」について大手から個人店まで全国ランダムに10社に電話かけて調査しました。

・2件 「ファスナー取替と修理の違いを説明されて修理なら1000円位、取替は5000円位」

・3件 修理と取替の説明なしで5000円〜10000円前後

・2件 修理と取替の説明なしで10000円位

・1件 修理と取替の説明なしで10000〜15000円

・2件 ファスナーの長さや種類など見てみないとお答えできません。

と、いう感じでした、

さらに中にはやはり納期が一ヶ月くらい、また革やダウンは3〜4倍になるというお店もありました。

久しぶりの市場調査でしたが愕然としました。

レッツに毎日、ファスナー修理がたくさん集まるのがよくわかりました。

ちなみに当店ではジャケットファスナー修理(部品の交換で直れば1000円(特大サイズ、取手の移植まで1500円)(ポケットや作業服、ズボン、800円)

全取替4000〜5000円…レザー、ダウン(倍額)※解かないイージー取替はこの(半額)ですからあきらめないで!    ※上記便宜上、税別表示

納期は修理なら3日位、取替は基本一週間(特殊ファスナーは1ヶ月)

と、させて頂いています。

同業他社批判は宜しくないと思いますがあまりにも高料金すぎ、納期も遅すぎ、説明不足すぎ、料金がバラバラすぎなところが多いな〜と、感じてしまいました。同じチェーン店でもそうだったのにはびっくりしました。

人件費高騰、さらに人材、技術不足な事情はよくわかります。

しかし、不信感をかってしまうと思いました。「オタクの業界どうなっているの?」って思われている人はたくさんいらっしゃるでしょう。

私は自分の会社だけよくなればよいとは思っていません。

なぜならレッツのミッションはものを大切にする文化、サスティナブルファッションの実現が目的でありそのための事業をしています。

だから同業者でもアカデミー受講大歓迎、ノウハウもドンドンお教え致します。(現在も数社参加されています)

料金をあげていくことは簡単です。しかし、確実にお客様は離れて、服は捨てられてしまうことになります。

もちろんレッツが全て正しいなどと思っておりませんが、この社会情勢でも売上、利益は伸ばせているのですからほぼ料金設定はストライクゾーンをつけていると自負しています。

このストライクゾーンをつくには当然、技術と努力そして市場調査が必要です。

そして何より大事なのは社会をよく見てお客様の各、ご予算に対応できるメニューをそろえておく事が大事だと思います。

しかし、基本は、お客様の衣類をなんとか救いたい!(捨ててほしくない)と、想う気持ちだと思います。そこにヒラメキやパワーが生まれるのだと思います。

そして技術者はこの仕事が大好き!だけでなくこの仕事に誇りと豊かな生活ができるようになってこそ仕事が続けられ、後継者も育成していくことができると思います。

レッツもまだまだですが信用される業界にならなければ!と思いました。

リフォーム業界の皆様、

レッツアカデミーにご参加、受講されませんか?必ずこれからの社会でも生き残っていける技術とノウハウを提供させて頂きます。

ご一緒にがんばりましょう!

サスティナブルファッションはメンテナンス業界が主役ですから✨✨✨

信用は料金設定に宿る!と!思って本のような料金表を作っています。