昨日お問い合わせメールで「ファスナーの修理」依頼があり写真を見たら全取替でなくスライダー(頭)の交換で直るケースだったので「修理で1100円(税込)(詳細略)と、返信したら、その方からすぐに電話がきました!

本当に1000円なのか?10000円の間違いではないか?とのことなので、さらに詳しく口頭で説明しました。

すると「オタクの業界どうなっているのか?」と、ちょっとキレ気味に大きな声で言われました。

詳しく聞いて見ると業界最大手リフォームチェーンで聞いたら「15000円(税別)」と言われた、しかも納期は1ヶ月、ちゃんと普通のジャケット(ダウンやレザーではなく)と伝えて状況を電話で説明したとのこと。

お客様は「1万円位で買ったジャケット、気に入ってるけどさすがに1万円なら買うよね!しかも1ヶ月なら、もう春になって着られない!」とのこと。

もちろん料金は各業者、自由設定、ブランディングなど様々な商法もあるのだと思います。

しかし同じ内容、メニューで10倍以上も価格差があるのはやはり不信感に繋がってしまうと思いました。

その後この「ファスナー修理」について大手から個人店まで全国ランダムに10社に電話かけて調査しました。

・2件 「ファスナー取替と修理の違いを説明されて修理なら1000円位、取替は5000円位」

・3件 修理と取替の説明なしで5000円〜10000円前後

・2件 修理と取替の説明なしで10000円位

・1件 修理と取替の説明なしで10000〜15000円

・2件 ファスナーの長さや種類など見てみないとお答えできません。

と、いう感じでした、

さらに中にはやはり納期が一ヶ月くらい、また革やダウンは3〜4倍になるというお店もありました。

久しぶりの市場調査でしたが愕然としました。

レッツに毎日、ファスナー修理がたくさん集まるのがよくわかりました。

ちなみに当店ではジャケットファスナー修理(部品の交換で直れば1000円(特大サイズ、取手の移植まで1500円)(ポケットや作業服、ズボン、800円)

全取替4000〜5000円…レザー、ダウン(倍額)※解かないイージー取替はこの(半額)ですからあきらめないで!    ※上記便宜上、税別表示

納期は修理なら3日位、取替は基本一週間(特殊ファスナーは1ヶ月)

と、させて頂いています。

同業他社批判は宜しくないと思いますがあまりにも高料金すぎ、納期も遅すぎ、説明不足すぎ、料金がバラバラすぎなところが多いな〜と、感じてしまいました。同じチェーン店でもそうだったのにはびっくりしました。

人件費高騰、さらに人材、技術不足な事情はよくわかります。

しかし、不信感をかってしまうと思いました。「オタクの業界どうなっているの?」って思われている人はたくさんいらっしゃるでしょう。

私は自分の会社だけよくなればよいとは思っていません。

なぜならレッツのミッションはものを大切にする文化、サスティナブルファッションの実現が目的でありそのための事業をしています。

だから同業者でもアカデミー受講大歓迎、ノウハウもドンドンお教え致します。(現在も数社参加されています)

料金をあげていくことは簡単です。しかし、確実にお客様は離れて、服は捨てられてしまうことになります。

もちろんレッツが全て正しいなどと思っておりませんが、この社会情勢でも売上、利益は伸ばせているのですからほぼ料金設定はストライクゾーンをつけていると自負しています。

このストライクゾーンをつくには当然、技術と努力そして市場調査が必要です。

そして何より大事なのは社会をよく見てお客様の各、ご予算に対応できるメニューをそろえておく事が大事だと思います。

しかし、基本は、お客様の衣類をなんとか救いたい!(捨ててほしくない)と、想う気持ちだと思います。そこにヒラメキやパワーが生まれるのだと思います。

そして技術者はこの仕事が大好き!だけでなくこの仕事に誇りと豊かな生活ができるようになってこそ仕事が続けられ、後継者も育成していくことができると思います。

レッツもまだまだですが信用される業界にならなければ!と思いました。

リフォーム業界の皆様、

レッツアカデミーにご参加、受講されませんか?必ずこれからの社会でも生き残っていける技術とノウハウを提供させて頂きます。

ご一緒にがんばりましょう!

サスティナブルファッションはメンテナンス業界が主役ですから✨✨✨

信用は料金設定に宿る!と!思って本のような料金表を作っています。

【第四回目の衣文化革命が起こる!】

いや起こらなければ人類は衣文化で存続の危機に陥ってしまうと思います。

世界がこれだけサスティナブル、SDGSと叫ばれ、日本でも環境省、消費者省でも凄いホームページもできて啓蒙されているように一般に知られているより衣類の大量生産廃棄問題は環境負荷に多大な影響を与えています。

ここで近年最初の衣文化革命から書いていきます。

第一!江戸時代から明治〜

和服から洋服に変わった事です。国民全員が洋服を着だしたからとんでもない需要が起こりました。昭和になると一般市民まで洋服を仕立てるようになり洋服仕立て業界ができました。祖父はここで大繁盛しました。

次に第二!既製品が作られ洋服が安く買えるようになった事です。昭和50年頃からです。高価な仕立て服を買えなかった人達が既製品を買い出し、青山さん、青木さん、はるやまさん達、婦人服ではレナウンさんなど大繁盛し大企業になっていきました!

と、同時に新しいサービスが生まれました。既製品は体にピッタリ合わない、だから寸法直しの需要が生まれました。

父はここで仕立て屋から洋服寸法直し屋になって大繁盛しました!

同時期にクリーニング業が出現して大きな産業になっていきました。

第三!平成になり、フォーマルからカジュアルへ、そしてファストファッションがアパレル業界の大半を占めるようになりました。ご存じ世界的大企業が日本からも出現しました。

スーツを着る人が激減、安くファッショナブル(流行的)な伸縮素材(ポリウレタン入り)の服が大量生産されるようになりました。

ここで人類にとって深刻な問題が起こってしまいました。温暖化の原因もここにあるのだと思います。

【大量生産消費廃棄】が人類を滅ぼす!

と、言っても過言ではない状況になっています。

そしてまだ起こってはいませんが

第四の衣文化革命が起こる、起こさなければならないと思います。

極論ですが必要最小限の消費にしていく!と、いうと経済がダメになると反論があるでしょう。

いや、新しくメンテナンス、リフォーム、リペア、リサイクルなどのサービスで経済が活性化すればよいのではないでしょうか。

社会が人類がサスティナブルに幸せになるべき産業が栄えていく事が事業のミッションだと思います。

これから服は正当に高くなっていきます。そして服の廃棄は有料化になるでしょう。

消費者は自分にあった服を、そしてできるだけ長く着用できる服を選び、そしてメンテナンス、リペア、リフォームして、できるだけ長く愛着、愛用できるようにしたいと思われるでしょう。

第四の衣文化革命は

【サスティナブルファッション】です!

もちろん最後の第四の革命はレッツの妄想です。(笑)しかしそうなることを願い準備していきます。

リフォーマーが活躍する時代になると信じて!!

貴方もリフォーマーになりませんか?

環境省ホームページから抜粋(シェア推進されています)