【自分の仕事がなくなるはずがない、自分は淘汰されるはずがない!】

業界の繁盛期を体験した人は無意識に思ってしまいます。

私が体験してきた業界の事を説明させて頂きます。

先ずは繊維産業、私の子供の頃は家の近くにも小さな個人織物工場がいくつもあり、毎朝から夜までその機械のカシャカシャなる音が聞こえてきました。

繊維産業全盛期は国内で織物をほぼ100%作っていたそうです。ところがその産業が中国に移行して小さな織物工場はどんどん消えていきました。

私の祖父は紳士服の仕立業でした、父も家業を継ぎました。昭和初期から中期が全盛期でした。今までスーツを着たことがなかった人達が皆こぞってスーツを新調しはじめたからです。ところが後期になると紳士服の大量生産低価格販売が始まりあっという間に衰退してきました。

危機感を感じた父は紳士服の仕立業から洋服の直し業に切り替えました。母が婦人服の仕立ができたから直ぐに大繁盛しました。全国的に同じ流れが起きていました。ところがファストファッションとよばれるカジュアル、リーズナブルな衣類が普及されはじめました。徐々に洋服の寸法直しが減ってきました。

その頃、父が若くして亡くなり私が家業を継ぐことになりました。その時はまだ凄く繁盛していてこの業界が衰退するなんて夢にも思いませんでした。

ところが私が継いで2〜3年で全盛期の売上の半分近くまで売上が下がってきていたのです。それでもまだ忙しかったから(人手を減らしていったから)淘汰なんて言葉すら浮かびませんでした。

繊維産業も仕立産業も99%以上淘汰されていたのに洋服の直しは大丈夫だと思っていたのです。

ところがどんどん売上は減るばかりでお金のやり繰りも厳しくなってきました。

なぜこんなにがんばっているのに、こんなにすばらしい技術、サービスを提供しているのに売上は下がっていくばかりなのか?

結局、この洋服直し業もたった40年くらいで80%以上は淘汰されていきました。

私がかろうじて生き残れたのは、洋服直しは寸法直しがメインでしたが衣類の修理に着目してその技術を試行錯誤で開発し低料金イージーリペアサービスを提供する事ができたからです。

ところがさらに淘汰の波が押し寄せてきました!

私は窮地に立たされましたが関連する靴、鞄の修理に目をつけ勉強し、新たにリーズナブルなリペア、メンテナンスの手法を開発しなんとか会社を立て直し生き残る事ができました!

いや、今のところできている!と、いうのが正しい表現だと思います。

全ての業界は時代の移り変わりでいつか必ず淘汰される!人も淘汰される!

私が今、大きく関わっているクリーニング業界は淘汰の真っ只中です。しかし、まだ新しいアクションを起こせていない人達がほとんどです。

私はこの理由を肌で感じてわかっています。(この理由については次回のブログで書きます。大変書きにくい事もありますが)

衣類のリペア、靴カバンのリペア、メンテナンスはこれから繁盛期を迎えます!

いや、そのようにしていくためレッツリフォームアカデミーはそこで活躍できるリフォーマーを育成していきます。

人材がいなければ繁栄する業界はできませんから!

クリーニング業界が生き残る方法は簡単です。トータルファッションメンテナンスを目指せばよいです。

しかし、簡単だけどそんなに簡単ではない理由を次回、辛辣に書かせ頂きます。

先日、私のオンラインセミナーでこう語って下さった方がいました!

「生き残る者は力が強いとか頭が良いとかではない、変化を感じ変化に対応していくことだ!(ダーウィンの進化論)」

そのとおりだな〜

ネットにも文献には出てきませんが洋服リフォーム業界は30年前から比べると業者数が8割は減少したと思います。

総需要などの数字は算出されていませんがスーツ全盛期、バブル期から寸法直しの需要もおそらく8割は減少したと思います。

現在は大手チェーン10社位がその少なくなった需要の6割位を占めていると思います。

私は業界がここまで衰退したのは5つの理由があったからだと思っています。

1つ目は労働生産性を意識してこなかったから!

職人気質で良い仕事をしたい、完璧な仕事をしてお客様からクレームを頂きたくない、喜ばれたい!

これは当たり前です。しかし、趣味ではなくビジネスです。料金と生産性のバランスが崩れると忙しいけど儲からない、挙げ句の果てはやはり倒産、廃業です。さらに生産性に応じた給与体制ができなかった。ここを管理できなかったからです。

2つ目は時代背景に対して業態を変化させられなかったから!

スーツ全盛期から一気にカジュアル化がすすみ、その寸法直しの技術を変化、向上させられなかったからです。

3つ目は業態を見誤ったから!

洋服リフォーム業界は寸法直し!この意識が強すぎて時々依頼があるくらいだった修理の技術を磨いたり、開発してこなかった。

寸法直しの需要が減っても本当は修理の需要は逆に増えていたはずなのにそこに気づかなかった!なれない仕事に抵抗感があった、面倒に感じていて需要を獲得していく事ができなかったからです。

4つ目は後継者育成ができなかったから!

余程の余裕と計画性がなければ後継者育成など不可能でしょう。それができる教育機関や社内(店内)でシステムがなければサービスは継続できなくなってきます。売り物は「物」ではなく「技術」ですから技術を生産しなければ売上は立たない。後継者育成ができない業界は必ず淘汰される事を認識し、計画実行できなかったからです。

5つ目は業界に横の繋がりや組織がなかったから!

これは私がクリーニング業界に参入してから痛切に感じました。

リフォーム業界には組合はもとよりも業界新聞もセミナーも勉強会もない。情報収集や学ぶ場所がない。

だから今、自分の業界がどのようになっているか、どのようにすすめばよいか全く指標がないので不安の中でただ毎日、作業をこなす事で気を紛らわせていた。

業界内の横の繋がりが全くなかったからです。

以上の5つだと思います。

しかし、現在のさらなるコロナ禍やカジュアル化、少子化、技術者不足で深刻な商況です。

さらに淘汰は加速するでしょう。

過去の反省含めそうならないため

レッツリフォームアカデミー、リフォーマー養成講座は運営、進化させていきますのでぜひ、リフォーマーになりたい方、育成したい方はご参加頂きたいと思います。

人類、社会、地球環境にとっても絶対に必要な仕事、サービスです。

その灯火を消してはならないと思います。

今後、最も有望な職業!
(給料が上がる可能性が高い)はなんと!

縫製工!

縫製工といえば明治の殖産興業からはじまり昭和中期までは国内で衣類の縫製がされていてしかも仕立て(オーダーメイド)が全盛期の頃には花形産業であり、優良職業でした。

しかし、服の大量生産がはじまり、縫製業の生産拠点が海外にどんどん移り、収入も激減、平成には縫製を学ぼうとする人もほとんどいなくなり学校もなくなってきて衰退産業、低所得な仕事になってしまいました。

アパレル(製造業)が大量生産から小ロット生産、オーダーメイド生産、多様化、細分化するため日本の技術のある縫製工を必要としている。

また服のリユースブームでさらに必要性も増しているそうです。

 なるほど~と、思いました。

しかし、そこまで技術力ある縫製工は最早、日本に300人いるかな?あと5年もしたら100人以下になるかもしれません。高齢化で激減しているのです。

そして私はその需要はそこまで大きくはないと疑問視しています。

その高技術者を好条件で雇用し活用し高収益事業ができる企業はわずかしかないはずだからです。受け皿がない。だからこれだけでは大きな産業にはならないと思います。 

しかし、縫製工の技術が見直され、希少価値のある技術だと認識されたのは凄くうれしい事です。

ではここから私の見解を書かせて頂きます。

衣類を使い捨てにする傾向から、大事に長く愛着愛用したいと思う人が増えてきています。またエコロジー、エコノミー思考も高まりその受け手となる「リフォーマー」の活躍が期待されてくる!

簡単なほつれ、ほころび、キズや穴修理やボタンやファスナーのトラブルも直せる技術!

そして寸法直しの技術!

そしてリユース(ファッションリフォーム)までできる技術!

これからの社会で優良職業になると思っています。

だからといって簡単な道ではないと思います。

一朝一夕には技術は身につかないし、たとえ身につけてもその仕事にたどり着けるか分からない!

このレッツリフォームアカデミーは

リフォーマーの育成だけでなくそのビジネスのフォローもしています。

参加者はまだまだ少ないけど、これからの社会を支える事ができる人材を育成し、

「洋服リペア、リフォーム」を大きな産業 にしていきたいと思っています。

ぜひ志のある方、お待ちしています。

ありがとうございました。

>>参考記事

上記の記事をぜひご覧下さい!