ネットにも文献には出てきませんが洋服リフォーム業界は30年前から比べると業者数が8割は減少したと思います。

総需要などの数字は算出されていませんがスーツ全盛期、バブル期から寸法直しの需要もおそらく8割は減少したと思います。

現在は大手チェーン10社位がその少なくなった需要の6割位を占めていると思います。

私は業界がここまで衰退したのは5つの理由があったからだと思っています。

1つ目は労働生産性を意識してこなかったから!

職人気質で良い仕事をしたい、完璧な仕事をしてお客様からクレームを頂きたくない、喜ばれたい!

これは当たり前です。しかし、趣味ではなくビジネスです。料金と生産性のバランスが崩れると忙しいけど儲からない、挙げ句の果てはやはり倒産、廃業です。さらに生産性に応じた給与体制ができなかった。ここを管理できなかったからです。

2つ目は時代背景に対して業態を変化させられなかったから!

スーツ全盛期から一気にカジュアル化がすすみ、その寸法直しの技術を変化、向上させられなかったからです。

3つ目は業態を見誤ったから!

洋服リフォーム業界は寸法直し!この意識が強すぎて時々依頼があるくらいだった修理の技術を磨いたり、開発してこなかった。

寸法直しの需要が減っても本当は修理の需要は逆に増えていたはずなのにそこに気づかなかった!なれない仕事に抵抗感があった、面倒に感じていて需要を獲得していく事ができなかったからです。

4つ目は後継者育成ができなかったから!

余程の余裕と計画性がなければ後継者育成など不可能でしょう。それができる教育機関や社内(店内)でシステムがなければサービスは継続できなくなってきます。売り物は「物」ではなく「技術」ですから技術を生産しなければ売上は立たない。後継者育成ができない業界は必ず淘汰される事を認識し、計画実行できなかったからです。

5つ目は業界に横の繋がりや組織がなかったから!

これは私がクリーニング業界に参入してから痛切に感じました。

リフォーム業界には組合はもとよりも業界新聞もセミナーも勉強会もない。情報収集や学ぶ場所がない。

だから今、自分の業界がどのようになっているか、どのようにすすめばよいか全く指標がないので不安の中でただ毎日、作業をこなす事で気を紛らわせていた。

業界内の横の繋がりが全くなかったからです。

以上の5つだと思います。

しかし、現在のさらなるコロナ禍やカジュアル化、少子化、技術者不足で深刻な商況です。

さらに淘汰は加速するでしょう。

過去の反省含めそうならないため

レッツリフォームアカデミー、リフォーマー養成講座は運営、進化させていきますのでぜひ、リフォーマーになりたい方、育成したい方はご参加頂きたいと思います。

人類、社会、地球環境にとっても絶対に必要な仕事、サービスです。

その灯火を消してはならないと思います。

レッツリフォームアカデミーリフォーマー養成講座、代表の高柳光生はクリーニング業界新聞に25年以上連載をしています。(クリーニング業界には数社、業界新聞があります)

その1では技術指導、拡散、普及を促進させた「通信革命」

その2では時代の流れに対する「業界の変貌」

今回はその3として

【重大な任務(ミッション)】を書かせて頂きます。

最初に結論から書かせて頂きます。

【大量生産、消費、廃棄を繰り返す文明は必ず滅ぶ!】

地球温暖化は様々な説がありますが

日本では近年温暖化による台風から派生する災害が甚大な被害を及ぼしています。

▷▷▷人類の衣生活が地球環境に与える影響は甚大です。

▷▷▷国連気候変動サミット2019

▷▷▷日本学術会議から緊急メッセージ

どれほど深刻な問題か御理解頂けると思います。

資本主義経済において温暖化は避けられない!と、いうご意見もありますが

環境負荷を減らず、環境保全に繋がる、再生、循環、再利用、自然エネルギー、廃物利用、農業、エコロジーを前提としたビジネスがどんどん増えて全産業の半数くらいになれば持続可能(サスティナブル)な社会になると思います。

衣類、ファッションアイテムでは使い捨てではなく

「きれいにしたり、修理したり、また着用、使用できるようにするサービス」

が、サスティナブルファッション、衣生活には必要です。

現代こそ社会的に環境問題が意識されている時代はなかったでしょう。今後はさらに深刻な問題が社会にのしかかってくるのは明白です。

だから本当に急がなければならないと思います。ファッションメンテナンス業の筆頭はリペアサービスです。もちろんクリーニング業もテキスタイルケアもそうです。

エコビジネスと呼ばれて本望です!

我々は今、これからの社会に、人類に必要とされ、重大な任務(ミッション)を背負っていると自覚しています。

だからやらなけらばならないと思っています。がんばらなければならないと思っています。

同志!レッツリフォームアカデミーリフォーマー養成講座受講生募集中!

人類を救うためのビジネス、ご一緒にやりましょう。

▷▷▷宜しければぜひ番外編をご覧下さい!深刻な内容なので閲覧注意です(笑)



レッツリフォームアカデミーリフォーマー養成講座、代表の高柳光生はクリーニング業界新聞に25年以上連載をしています。(クリーニング業界には数社、業界新聞があります)

前回はどうしてこれ程、長く続けてこられたのか!「通信革命」があったからそしてその通信革命のおかげで技術指導(リフォーマー通信講座)がしやすくなった事を書かせて頂きました。

今回は【業界の変貌】です!やるべき理由があるのです!

先ずは衣類の製造業「アパレル業界」は近年のカジュアル、低価格路線のファストファッションが台頭し大手しか残れない業界になっています。しかも、急速に減退している!

語り尽くす事はもちろんできませんがファッションを創り出して消費を促す方法が威力を失いつつあると思います。

今後どおなるのでしょうか?

そして我々のリフォーム業界は主に既製品の寸法直しをメインにしてきました。しかし既製品が売れなくなっている、アパレル業界の衰退と共にリフォーム業界も著しく衰退しています。

しかし、服が売れなくなっているということは服を長く着る人が増えているということです。流行を気にせず自分が気に入ったものだから、大事に着たい、エコを意識する人も増えてきています。または懐事情も多分にあると思います。やはり、エコノミー思考が最も大きな理由だと思います。

例えばスーツ!先に傷むのはパンツ、ズボン、スカート、下です。上着はなんともないのに下だけ直せばまたスーツで着られる。

では上着がほつれた、穴があいた、ファスナーが壊れた、ボタンがとれたなどなど、壊れてくるのは一部です。

そこだけ直せば「また着られる!」

愛着するということは、長く着るということ。そこに必要になるサービスは寸法直しではなく《修理》《お直し》《リペア》《補修》です。(便宜上、以下リペアに統一します)

これからの時代、リペアサービスが必要になります。

しかし、寸法直しにはキチッとしたマニュアルがあるのにリペアにはありません。だからレッツリフォームアカデミーリフォーマー養成講座を立ち上げました。リペアは様々な例が多すぎて継続的な指導が必要になります。これが前回、通信革命で可能になった説明をしました。

ではそれを受注する窓口は?

アパレルショップ、リフォームショップ、クリーニングショップ(他にもネットなど)主にこの3つですが結論からいいますとクリーニングショップが最もリペアは提案しやすく、受注しやすいです!

理由は着用している服が最も集まりやすい、受注の際には必ず検品している!

「ほつれや穴やキズがありますがよいですか?ご確認下さい!」を

「ほつれや穴やキズがありますがお直しはいかがですか?」にすればよいからです。

お客様もまた着たいと思われているのですから提案は当たり前のことかも知れません。

衣類の事を大切に思えば必要なサービスになるはずです。

しかしリペアの技術がない!だからリスク回避の検品しかできない。

リペアの技術があればそしてナイスな低価格でサービスを提供できればお客様は「また愛着できる」

クリーニング業界はそんな面倒くさい事しなくても儲かっていた、今でもやらなくてもやっていける業者さんも少なからずいらっしゃいます。

しかしこの先は?

「洗うだけでお返しするサービス」

「また着られる状態でお返しするサービス」=トータルメンテナンス

どちらにされるかの選択になると思います。

クリーニング業界の需要も激減しています。これからもさらに激減する予想がされています。

私は業界生き残りのために、エコロジーのために、いや!

お気に入りの服をまた着たいと思われているお客様のためにリペアのサービスを本気で取り入れてもらいたいと思います。

その為のサポートは整いました!

レッツリフォームアカデミーリフォーマー養成講座受講生募集中!

次回は何故、絶対にこのリペアサービスが必要か書かせて頂きます。

▷▷▷ではその3、ぜひご覧下さい。

レッツリフォームの業界新聞連載
どちらか、かけても「また着られない」
トータルメンテナンスで「また着られる」