専門家の方はもちろんご存知だと思いますが、一般の人はほとんど知らない衣類につけられているケアラベルの中の恐ろしいマークについて説明いたします
前回、「ワークマンの衝撃」で、ジーンズを絶賛しました。縫製も機能も素晴らしく、しかも安すぎる価格設定に衝撃を受けました
購入して着用しましたが、履き心地もよく感動しました、ところが⁉️
家庭で普通に洗濯機で洗ったらなんと1回洗っただけなのに艶がなくなり、色がさめて布地がクタっと劣化してしまったような感じになってしまいました。
これはおかしいと思って。ケアラベルを(洗濯表示)を見たらなんとこのマークが記載されていました。
このWのマークはウエットクリーニング
専門家に依頼すべき商品であることを意味しています。Wの下に2本線がついたらそれは超デリケートな商品ということを意味します。ハイブランドの服に多くつけられています、シームレスダウン、ボンディング加工製品にはほとんどつけられています
ということは、このジーンズは専門家の特殊技術で洗うべきと表示されていたのです‼️
しかし、同時にこのマークもついてます
家庭で優しく温度は30度以下で水洗いできるというマークもついています
ということはこのジーンズの洗濯は洗濯機でぐるぐる回す、なんて荒々しい洗いは NG で、できれば専門家クリーニング屋さんに依頼すべき。しかし、家庭で優しく手洗いすることもできるという解釈になると思います
よく見ると他のメーカーでもストレッチジーンズにはほとんどこのWのマークが記載されているはずです
ストレッチ =ポリウレタン混入品
ポリウレタンは過度な洗濯で劣化が急速に早まりますポリウレタン製品はただでさえ特別に寿命が短いのに洗濯でさらに加速させている現状があると思います
このジーンズには25%も混入されていました、だからこんな症状が顕著に現れたのだと思います
ストレッチ素材を長持ちさせるために、このことは絶対に知っておくべきことだと思います
商品購入時も必ずケアラベルは見てポリウレタン混入商品か?Wのマークがついていないか?
確認して承知の上で購入されれば良いのですが、知らずに購入し長持ちしなかった、安物だから仕方ないと諦め、早々に捨ててしまうことがないようにしていただきたいと思います
Wマークがついた商品を長く着用したいなら、やはり専門家クリーニング屋さんに依頼すべきだと思います。メーカーもそのように指定しています
最後にレッツは連日のようにクリーニング事故品修復依頼があります。その半数以上にこのWマークが記載されています
専門家プロが気をつけて洗いの技術を駆使しても事故が起こってしまう。リスクある商品につけられているWマーク品は?
地雷、時限爆弾商品と言っても過言ではないと思います
最後にもう一つ事例です、普通の何のリスクもないと思われる。パーカートレーナーですが、なぜかWマークがついています、理由は?ハイブランドだからかな〜?
W(ウエットクリーニング)気をつけましょう!
繊維製品消費科学学会の上記の内容のセミナーに参加していきました
この内容については過去に3回は聞いているので内容もかなり理解できました 今回はやはりエコやサステナブル色がアパレル業界全体で強くなっていることが分かりました
様々な規制も強化されてきているとのことです
問題の本革と合成皮革どちらがエコか?話がとても長くなるのでここでは書ききれませんが双方ともメリットデメリットがあり、よく理解して使い分けることが大切という結論です
まだ ご存知ない方もたくさんいらっしゃると思いますが合成皮革は寿命が短いと言われていますが実は メーカーの意のままに 寿命 そして性能をコントロールし製造することができるようになっています
様々な用途に適応した樹脂 そして商品を作ることができる技術が開発されています
車や家具などは10年以上耐久性があり ハードな環境にも耐えられる合成皮革が使われています
しかし靴や鞄、この革という字が使われているアイテムには短期寿命の 合成皮革が使われていています
もちろん 衣類も同様です
なぜ長期寿命の合成皮革を使われないのか疑問ですね?
経営的な事情もあることだとお察しいたします
ところでこの度 プレゼンしてくださった 会社の中に
という 会社の営業部長さんのお話は衝撃的でした まさに エシカル(倫理的)なお話で共感いたしました
ちなみにレッツの地元 浜松の会社で 私はずっと車のシートを作っている会社だと思っていたのですがこの度は新しく作られたカバンのお話でした なんと10年以上もつそして静岡のお茶を原料としたいわゆるヴィーガンレザー製品(合成皮革)のプレゼンでした
▷▷▷お茶のヴィーガンレザー(エシカルレザー)【sobagni】
カバンにもできるということは当然 靴にも衣類にもできるのではないでしょうか?
エシカルファッションは
サステナブル社会、人類が永続可能な社会を築くためにはこれから絶対必要なファッションの方向性になるのだと思います
果たして アパレル業界は本気でサステナブルを考え 行動してくださるのでしょうか?
ずっと疑問に思っていましたが明るい兆しが見えたセミナーでした
今後アパレル業界の展開が楽しみです 期待しております。
今、これからの日本の経済が良くなっていくと思われている人は少ないのではないでしょうか?
多くの有識者の話を聞いたり、読んだりしていますが
少子高齢化、増税、政治の問題 つまり 国力が低下している危機的な状態だ。などなど
しかし私は最も大きな原因を感じています。
今の社会で大変 言いにくいことではありますが・・・
誰も論じていないし、本当に日本経済が良くなってもらわないとこの先が本当にやばいと思いますから忖度なしで書かせていただきます。
【丁稚奉公 システムがなくなったから】
丁稚奉公(でっちぼうこう)なんて今の若い人たちは知らないかもしれません。
「若い人たちまたは仕事がまだできない人たちが 商人や職人のもとで仕事や技術を教えてもらう、 給料などはなしで 一定の期間奉公することです。」
今こんなことをやっていたら 社会的に問題になりますよね。
しかし私の祖父、父も洋服の仕立ての技術を教えてもらうために中学を卒業したら地元を離れ教えてくださる職人の家に住まわせてもらい、食べさせてもらうだけで給料はなしで働きながら仕事を教えてもらい3〜5年間くらいの丁稚奉公をしたのです。
これは洋服仕立業界だけでなく ほとんどの業界で行われていた人材育成システムでした。
30年前に家業をついた私もそれが当然だと思っていたので バブル後半期でありましたがほとんど お小遣い程度で仕事をし必死に先輩職人さんたちに仕事を教えてもらっていました。
仕事もできないのに給料をもらうこと自体に抵抗がありました。それは 祖父や父の話を聞いていたためだけでなく、社長になって会社の経営を考えたら当然だと思いそのようにしていました。
この丁稚奉公システムが社会的に認められていてこのようにハングリー精神を持った人たちがたくさんいて日本経済を押し上げていました。
戦後その貪欲な技術習得意識と努力から多くのイノベーションが生まれ日本は経済大国になれたのだと思います。
しかし今では最近特に働き方改革という名のもとに ほとんど仕事ができない技術がない しかも大してやる気もない人たちにもいきなり先輩技術者たちに匹敵する給料を払わないといけない 法律が出来ました。さらに週休2〜3日が多くなり、有給(休んでもお金がもらえるシステム)も法律化されました。さらに会社が赤字でも正社員なら社会保険料も負担し、賞与もあるべきという理不尽。
どんどん労働過保護になり経営は圧迫され重大な問題が発生しています。それが!
【人材育成 後継者育成 技術開発 ができない】
人材育成にはそれに携わるベテラン技術者の人件費を費やすだけでなくその技術者が発揮すべき生産性利益を失い、その教えてもらう新人に給料を払い、生産性を生じない時間を大量に費やしてしまう。それなのに仕事がきつかったり人間関係の問題で離職してしまう人たちが多くなっています。人材育成のリスクがあまりにも高くなっていると思います。
日本の8割以上は中小零細企業その6割以上が赤字経営
これでは とても人材育成などできない、大企業においてもまともにできない。
だから日本の技術力はどんどん低下し 世界に追い越され経済は衰退していく。
イノベーションとは 基礎的な技術とキャリアの上に血の滲むような努力を積み重ね 生まれてくるのだと思います。
もうその環境、人材は日本では育たないと思います、だから今後の日本経済は絶対に良くならない さらに衰退すると思います。
これは少子高齢化が進む社会において深刻かつ由々しきことだと思います。
しかしこれを打破していく方法があります。
大変 言いにくいことであり、叱られるかもしれませんが
丁稚奉公 システムを復活させることです!なんて不可能ですから
学校のような有料の人材教育システム 業界ごと どんどん作っていくことだと思います。
大変失礼ですが 中学や高校もちろん大学 この多くの時間とお金を費やした学びは人生において 費用対効果があったとは思えません、見渡しても思えません。
部活というスポーツに没頭するのも人生において良いことだと思いますがそれは日本が経済成長中、 安泰な時ならです。
明らかに下り坂であり どんどん 厳しくなる環境で余暇に時間とお金を費やしている余裕はないと思います。
昔とは全く違った日本の環境であることを認識しこれから 自分の価値、生産性を高めていくために何が社会的貢献につながるのか、そしてそのためにどんな学びをしていったらよいのか真剣に考え 答えを見つけたらそれに対して全部の時間とお金と努力を費やす、方向性が間違っていたらすぐ修正しまた継続する。
この職業につきたい、やりたいと決め込むことは激変する社会において危険です、常に何が 社会的貢献につながるのか、それが自身の収入 所得につながるか?
自分の生活が安定向上しない限り社会を良くしていくなんてことはできない。
もちろん全ての人が健康に働けるなんてことはない、だからこそ健常者はそのような人たちを支えていくため自分自身を高めていかなければならないと思います。
今の日本経済 環境には人材育成システムが必要です。
無駄な学校に時間とお金を費やすなら将来 自分の夢を叶えられる学校に費やし努力していくことが 日本経済復活の鍵だと思います。
レッツリフォームアカデミー リフォーマー養成講座はそのための一助となるように運営しています。
日本経済はこれからさらに急降下していく!
それを緩やかに回復していく可能性があるのは 丁稚奉公に変わる人材育成システムの開発導入だと思います。
日本が健全に幸せな国であり続けますように。
【クリーニング業界新聞に掲載されました!】
業界新聞に大きく掲載して頂きました!
主催者がいうのも変ですがこの通信教育は費用対効果が高く、リフォーマー育成サポートには絶対必要だと思っています。
もちろん通ってじっくり、リアル指導がベストかも知れませんが、それでは莫大な時間もお金もかかってしまいます。
だからインフラの整った今だからできる通信教育です!メリットは書ききれませんから割愛します。ホームページをしっかりご覧下さい。
ぜひ貴方もリフォーマーに!
または仲間やご家族、会社のスタッフさんに!お勧め下さい。
レッツリフォームアカデミー「リフォーマー養成講座」受講生募集中!
衣類に寿命はあるのでしょうか?
あります。こちらをご覧下さい。
衣類のアイテム毎ではなく、素材毎で寿命が決まります。極端に短いのはポリウレタン製の衣類で製造から5年前後で寿命を迎えます。ボロボロ、ベタベタと劣化してきて着用できなくなります。
ではその他の素材の衣類は?
10年以上!
使用、保存環境さえよければ30年以上じゅうぶんもつと思います。
でもなぜかそんなに長いはずの寿命を全うする衣類は少ないです。
理由は病気や事故にあうからです。
毎日自転車に長く乗る人や体格のよい人はズボンの股が擦れて穴があいてきます。
上衣やシャツの袖口やパンツの裾は擦れてボロボロになっています。
転んで膝に穴があいたり、虫食いやタバコで穴があいたり、
セーターに毛玉や糸引きができたり、
ダウン製品に破れなど少しでもあるとクリーニングしてもらえなくなったり、
ファスナーやスナップボタンが壊れて着られなくなったり、
シミがついたり、黄変ができて着たくなくなったり、
様々な病気や事故にあいます。
直されないでほとんどの服が捨てられていると、思います。
残念ながら基本、ポリウレタン製の服は直して再生することはできません。(部分的なら可能のケースもあります。)
まだまだ直してまた着ようという方が少ないと思います。理由は………
1,直したら高くなると思われている。
2,直そうという意識がない。
3,流行ではなく着たくなくなった。
この3については私達ではどうする事もできません。
でもお気に入りの服、新しく購入するより、お安く直して寿命まで着て頂く事ができます。
そんな技術をもった技術者(衣類のリフォーマー)をたくさん育てたいと思っております。
リフォーマーになりたい方はぜひ!
あの人になってもらいたい方がいたらご紹介下さい。
アカデミーのイージーリペアは低料金リペアサービスを提案できるようになるための技術です!(初級編)
ぜひ学んで下さい。必ず多くの人達に喜んでもらえる技術です。
そしてこれからのエコ社会には絶対必要な技術だと思います。
受講のお申込みをお待ちしています。
宜しく御願い致します。
【洋服リフォーム業の内容とアカデミーの意義(修理のメニュー化)】
洋服リフォーム業は大きく別けると「寸法直し」と「修理」に分かれます。
「寸法直し」は丈つめ、ウエスト直し、袖丈つめ、巾つめなどで、仕立て、洋裁の技術をベースに行う技術です。しっかりとしたセオリーとマニュアルがありそこから外れたらいけない型にはまった技術です。
「修理」は仕立て、洋裁の教科書には載っていません。修理はあまりにも様々な事例があり型にはめられない、職人各々が経験的に思い浮かんだ方法で適当に行っている技術です。
洋服リフォーム業界では寸法直しをメインとしています。修理を積極的にメニュー化しないのは上記のサービスの特性上の理由からです。
寸法直しは安定したサービスを提供できますが修理にはそれができないのです。
レッツリフォームはその「修理」をできる限りマニュアル化してサービスメニュー化しました。
新しく購入するよりずっと安くお直しできる!安くてもこれなら「また着られる」とお客様に喜んでもらえるサービスを提供する!
【衣類の低料金リペアサービス】
「その為の知識と技術を身につけるのがレッツリフォームアカデミーリフォーマー養成講座です。」
衣類の大量生産消費廃棄により環境破壊、人権問題も深刻です。
社会に大勢の衣類のリフォーマーが必要です。リフォーマーが活躍していかなければ世界人類が危うい状態です。
リフォーマーが人類の救世主!大袈裟ですが
そのつもりでこの講座を主宰させて頂いております。
「レッツリフォームアカデミーリフォーマー養成講座、受講生募集中!!」同志求む!
【クリーニング業界のこれから!(中編)】
我が社のホールセール事業は衣類の修理品がジワジワ増えてきました。
加えて当社が開発した低料金靴鞄リペアメンテナンスサービスも好評でジワジワ増えてきました。
しかし従来の絨毯や布団、革製品、着物などは逆にジワジワ減ってきました。
そしてクリーニング業界の年間売上は2010年には5000億円を切ってしまいました。
原因は様々あると思いますが、最大要因はアパレル業界が家庭洗濯できる衣類の製造にシフトしてきたからだと思います。
そこにはクリーニング代を節約したいという消費者ニーズを先取りした商品開発があったのだと思います。。
そして昭和時代は講習会や催事、旅行でさえスーツを着た正装が主でした。
ところが平成になりカジュアル化がどんどん進んで旅行はもちろん催事や講習会でもスーツを着ることが少なくなりました。
私のクリーニング屋さん対象の講習会でさえスーツを着て参加される人は2割位でしょう。(主催団体や会にもよりますが)
スーツでさえ家庭で洗えるものがでてきて衣類の大半が家庭で洗えるようになり、カジュアル化でノーアイロンでシワがあっても関係ない衣類が大半になり、
クリーニング需要が落ち込まないはずがない状況になってきました。
それに呼応して私の「新リフォーム講習会」そして「靴鞄メンテナンス講習会」の依頼もどんどん増えてきました。
その頃から私はクリーニング業界のトータルファッションメンテナンスを提唱し、全国各地で講習会をさせて頂くことになってきました。
しかし!
参加される人達は業界の1~2%位、参加されて実行しメニュー化される人は2~3割という感じでした。
これだけ社会が変わってきたのに危機感を感じない、感じていても行動しない人達がほとんどでした。
年々下がり続ける需要に対応して新しいことにチャレンジしようともせず、平々凡々といられる人達はきっと資産家なのだろう。
と、思っていましたがそうでもなく、きりつめればなんとかまだまだやっていける!
本業そして染み抜きを究めて努力していけばなんとかなる!と、思っている人達がほとんどだと思いました。
私があまりに強く勧めたり、危機感を煽ったりすると逆に怒られてしまう事もよくありました。
昔、テーラーに拘る祖父とリフォームをやろうとする父のあの時の思い出が蘇りました。
ここが下げ止まりかと思いきやクリーニング需要はさらに下がることになるのです。
▷▷▷後編に続く
【クリーニング業界のこれから!(前編)】
私が地元のクリーニング業界と取引をはじめたのは20年位前、ホールセールの代理店を引き受けた頃からです。それは一般のクリーニング屋さんでできない絨毯や布団、革製品や着物などを専門工場へ送るための中間業です。
ついでにお直しリフォームの仕事を請け負うつもりでこの仕事を弟に任せて行う事になりました。
当時の業界売上は年間7500億円くらいでした。リフォーム業界は正確にはわからないのですが2000億円程度だったと思います。
だから活気のあるクリーニング業界が羨ましく思えました。
当時はたくさんホールセール品が集まりました。予想外だったのはお直し品が寸法直しより、明らかにほつれや破れなどの修理品が多かった事です。
ちょうどその時、我が社は修理のノウハウを研究しメニュー化した頃でした。
当時は高額だったキズや穴破れなどの修理をイージーリペアとして「500円~」
ファスナー修理を「800円~」
として、ヒットメニューにしていました。
これをそのままクリーニング屋さんからくる修理品に「多少あとは残りますが、低料金で直ります!」と、お客様にお伝えして頂き、宣伝していくとどんどん修理品が集まるようになってきました。
クリーニング業界は「消耗品を洗っている!買うよりずっと安ければ直す人達はたくさんいる!」
まさに宝の山を掘りあてた気分でした。
しかし、自分一人ではさばききれない、我が社の他の職人はこのような仕事はやった事がなくあまりやりたがらない、そのかわり難しい高度な仕事をやって手がいっぱいでした。
実はこのお直し方法は洋裁の技術とは異なり、特殊な材料とその技術ノウハウを学べばできる人はたくさんいると感じていました。
それからです。材料をセット化し、技術をノウハウ化し、業界新聞に取り上げられたら協賛商社様もでてきて下さり、
「新リフォーム講習会」として講習依頼が毎月数回入ってくるようになりました。
これからクリーニング業界とともに成功していける!と、思っていました。
しかし裏腹にクリーニング業界の繁栄はこの頃からジワジワ下がりはじめていたのです。
ホールセールの事業も…
本業の洋服リフォームも………
【洋服リフォーム業界の未来は?】
ファストファッションが全盛期となり、時代カジュアル文化、大量生産販売廃棄社会の最中!
ものを大切にしよう!エコ志向、節約志向も少しづつ高まりつつあります。
衣類は太った痩せたで寸法直しが必要となります。
また消耗品であるゆえ、傷んだり、キズや穴、ほつれが生じます。
直すか、捨てるか(リサイクルに出すか)
二つに一つ選択する事になります。
消耗、寿命がきていないのなら愛着している衣類くらいは直してまた着て頂きたいと思います。レッツリフォームはその為、さまざまな事を考え、活動しています。
「未来は?」「私達で作るものだから」
問題となる人材育成はこの「レッツリフォームアカデミー、リフォーマー養成講座」で行っていきます。
最初にご提案したい業界は低迷が続くクリーニング業界です。次回は▷▷▷クリーニング業界の現状とこれからを書かせて頂きます。
たくさんの衣類が集まるクリーニング業界でリーズナブルで利便性のよいお直しサービスができたら、ほつれなども直してきれいにして「また着られる!」サービスができます。
またアパレル業界、もちろんリフォーム業界、洋裁手芸業界、または手に職をつけたいと思われている人達、たくさんの人達にリフォーマーになって頂き、そしてこのサービスがどんどん認知されプロモーションされて、社会に広がり、
「衣類は直してできるながく愛着する」文化
が、できたらエコにも経済にも良い影響を及ぼし持続可能社会に貢献できるでしょう。
いや、このような大量生産販売廃棄を続けていたら人類そのものが危なくなります。
絶対に「ものや資源を大切にする」文化が必要だと思います。
洋服リフォーム業界はこれからどうなるのか?ではなく絶対に繁栄させて世界人類に貢献できる産業にしていかなければならないと思います。
その為の「リフォーマー講座」です。
宜しく御願い致します。
御自身と社会のためにご一緒にがんばりましょう?
《アカデミー受講生募集中)》
【洋服リフォーム業界の歴史(後編)】
平成になり、アパレル業界が変貌してきます。既製品の氾濫からさらにカジュアル嗜好が進行し現在超大企業になったユニクロを筆頭にファストファッションという新しい文化が普及してきました。
繁栄全盛期の洋服リフォーム業界はこの一気に押し寄せてきた波に気づかず、対応できず、売上は年々ダウンしていきました。
洋服リフォーム業界の全盛期はなんとたった20~30年位だったと思います。
時代は低価格の衣類を毎年の流行で直すまでもなくたやすく捨てて新しいものを購入してしまう衣類の「使い捨て文化」がはじまりました。
アパレル業界は安い人件費と地代、税金を求めて海外に進出し大量生産、大量販売(大量廃棄)で大繁栄してきました。
洋服リフォーム業界はもちろん国内で職人を雇い、育成するため、加工料金は安くするのも限界があり、お直し、リフォームして愛着して下さる人が激減してきました。
ちなみにレッツリフォームはこの時代の変化に気づき従来職人の経験と勘で行ってきた「修理」をマニュアル化して低料金化に成功しました。
どんなにカジュアル化、低料金化が進んでも衣類は傷むし、キズや穴やほつれができる!
新しく購入するより安く直せるのなら!と、いう方はたくさんいらっしゃいました。また環境問題やエコ志向も意識が高まり、ものを大切にしよう「もったいない」世界では「MOTTAINAI」なんて日本古来からある文化も見直されつつあります。
しかし洋服リフォーム業界の職人不足、育成もできずに大半はチェーン店展開できる大企業が主体となり平成の後半には半数以上淘汰されてしまいました。
洋服リフォーム業界に未来はあるのでしょうか?次回、最終章をご覧下さい。