たった半世紀で服が別物になり、利益追求主義で人類が危うい!(その2)

前回のその1でアパレル業界が儲けるための2つの秘策(ファッションと短期寿命素材活用)を書かせて頂きました

今回は急激に成長したファストファッションの3つの闇について簡潔に書かせて頂きます。(深くは書ききれない問題です。)

一つ目は

この短期寿命素材「ポリウレタン」は凄まじく毒性が高いイソシアネートが原料として使われています。安定しているときはよいのですが、燃やしたり、夏の高温になると車中に合皮のバッグをおいておくとわかりますが揮発して出てきて大気中に拡散します。気分が悪くなった事がある人もいらっしゃるでしょう。見えない健康被害をどれだけ受けていることか?確認さえできない恐ろしい闇だと思います。

2つ目は

なぜこんなに衣類は安くなってしまったのでしょうか?企業努力、イノベーションはちろんあるでしょう。しかし、服は全自動で生産されているのではなく人がミシンで縫っています。

この人件費は?国内では最低賃金がどんどん上がってきているのに国内で販売され国内で使用、着用されている商品が想像を絶する低賃金もしくは半強制労働、恐ろしい人権侵害でできている。その服を楽しそうに着ている人達はこの闇を知って頂きたいと思います。※ググればすぐにわかります。

3つ目は

大量生産廃棄!あまりにも凄まじい量の廃棄物は先進国では焼却が追いつかない、だから慈善事業のふりをして「恵まれない人達へ送りましょう」ということでほとんどがゴミになる衣類を他国に送っています。

東南アジアで服が山のようにつまれている写真を見たことがあると思います。なぜ燃やさないのでしょうか?猛毒が拡散するからです。でも置場を失い野焼きが行われています。恐ろしい環境汚染、破壊が加速しています。

以上、アパレル業界は人類を滅亡させるリスクが放置状態で利益至上主義、資本主義の大義の上で行われています。

パタゴニアの素晴らしい映画をシェアさせて頂きます。

人類はこの怪物を止める事ができるのだろうか?