たった半世紀で服が別物になり、利益追求主義で人類が危うい!(その1)

本来、天然繊維(麻、綿、シルクウール、本革など)でできていた衣類がたった半世紀で化学繊維(プラスティック(石油化学繊維))に半数以上変わってしまいました。

もちろん化学繊維の方がメリットがあると判断されたからですね。

全ては書ききれませんので。(ググって下さい)代表的な一例ですが

コストも安く大量生産的によく、耐久性に優れ、素材の寿命も長く、様々な用途に使え、汎用性に優れている。

デメリットは環境負荷が高く、製造廃棄で健康にも悪影響がある!

この2つに矛盾点があると思いませんか?

耐久性に優れ、寿命も長い服なら少量生産し、環境、健康被害を最小限にすればよい!誰もが思われると思います。しかし、大量生産、消費、廃棄を繰り返さないと!

一言でいうと「もうからない!」

でも消費者は賢いから便利に長く着用できるものなら次に買わないでしょう。

買わなければならなくなる仕組みをアパレル業界は2つ作りました。

一つ目はファッション

流行おくれな服を着ていたらオシャレではないという風潮を作りだし、それを煽るCMを流し感化させた人達はまだ着られる服を捨て、新しい服を買います。ファッション=洗脳とはいいすぎだと思いますが、=浪費であることは間違いないと思います。

2つ目は長くない寿命の繊維をあえて使う!

化学繊維の中で1つだけ短期寿命素材があります。それがポリウレタンの中のエーテル系、エステル系です。正確には2つです。(他のポリウレタンは寿命の長いものが多いです)これを使う必要は実は代替えができるからないと思います。(議論はさておき)

なぜ多用されているのか?

服の寿命を短くし、売上アップを促すためではないでしょうか?

それともう三つ深い闇もありますが次回のブログに書きます!

このアパレル産業転換が起っているのにメンテナンス産業は対応できていません。例えばクリーニング業界は天然素材のスーツやワイシャツの普及で成長してきた業界です。

服の中身が全く変わっているのに同じ知識、技術で対応しようとしても困難が生じて淘汰されていくのは当然の事かも知れません。

次回はアパレル業界の儲け(利益)の代償の3つの闇について書かせて頂きます。

服を燃やせない理由がある☠️