ポリウレタン合成皮革劣化のリペア復元技術
2025年06月29日
洋服リフォーム、クリーニング、メンテナンス業界が衰退した理由は?
衣類が変わってしまった!からだと思っています
それに気づかず対応できなかったから、衰退産業になっていると思います
どう変わったか?
繊維が自然素材から化学素材へと変化した、その勉強はもちろんしてきている。しかしその中で最も厄介な【ポリウレタン】だけは?正しく理解できずリスク繊維、樹脂として認識して避けてきました
このブログでも散々ポリウレタンについては書いてきています、メリットももちろんありますが、この素材だけは使用品を短期寿命消耗品にしてしまう時限爆弾です
また、メンテナンスも難しく、リスク高くしてしまう素材でもあります
レッツリフォームは長年この課題に取り組んで様々なメンテナンス方法を開発してきました
この度改めて【ポリウレタン、合成皮革劣化の修理復元技術】5パターンとしてまとめました、もちろん世界初のオリジナル技術です
その1 除去法
下地がしっかりした状態で上に薄くポリウレタンコーティングされている場合、劣化した PU を特殊な方法で除去することが可能です
その2 コーティング法
劣化してきているPU を特殊な樹脂でコーティングし固めてしまう方法ができるケースがあります
その3 中和法
酸とアルカリで中和するようにベトベトしてきているPU にサラサラ樹脂を加えることで、ニュートラルな状態にできるケースもあります、PU 含浸加工の時は必要になる技術です
その4 取り替え法
劣化した合成皮革を取り除き、新たに本革を縫い付ける方法です。これは部分的な劣化なら可能です、縫製技術が必要になります
その5 除去 &復元法
劣化したPU または合成皮革を除去した後、新たに別素材で塗装し復元する方法です、これも部分的なら可能ですが高度な技術が必要になります
大別するとこの5パターンになります
もちろんポリウレタン、合成皮革が元通り再生できるなんてことはありません、しかし、このような方法で修理、復元することができるケースも多々あります、できないケースも多々あります、
その前にポリウレタンのことを正しく深く知ることで正しいメンテナンスの方法をマスターすることが大事だと思います
消費者がポリウレタンのことをよく知り、購入品も選定できるようにしたらメーカーも使用に際して配慮、注意してくださるようになると思います
ポリウレタンは衣類の大量生産消費廃棄を加速させる素材ですからこれからの時代に逆行しています
この技術は全てレッツリフォームアカデミーリフォーマー養成講座【靴カバンコース】で、動画で公開しています
あなたも靴カバンリフォーマーになってPU、合成皮革までメンテナンス、リペアできるようになりませんか?